Windows 10の手書き入力の基盤機能。Windows Inkワークスペースの使い方

Windows 10 Anniversary Updateで、これからのWindows 10の基盤機能の一つになっていくと思われる、Windows Inkが実装されました。

この機能の各要素は、これから登場する色々なアプリに組み込まれていくことになるはずです。先日対応が行われたマップアプリなどもその一つです。

このWindows Inkのもっとも基本的と思われるアプリを呼び出せるのが「Windows Inkワークスペース」です。

この記事ではWindows Inkワークスペースに実装された機能の紹介と、使い方の説明を行います。

Windows Inkワークスペースの呼び出し方

Windows Inkワークスペースを呼び出すためのボタンはタッチパネル内蔵のパソコンであれば、Anniversary Update導入後、タスクバーの通知系のアイコンの中に自動的にペン型のアイコンのもの追加されているはずです。こちらをクリックします。

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アクションセンターの場所にWindows Inkワークスペースの、ツールパレットのような画面が開きます。

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タスクバーにボタンがない場合

タッチパネルを持たないWindows 10パソコンでは、Windows Inkワークスペースを呼び出すためのボタンは通常は隠された状態になっていますが、タスクバーを右クリックして表示されるメニューから、Windows Inkワークスペースボタンを有効化することが出来ます。

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付箋を使う(Sticky Notes)

Windows 10のAnniversary Updateでは付箋アプリが完全に新しいものに置き換わっています。今のところ日本語版でもアプリ名が付箋ではなく「Sticky Notes」となっていると思います。このアプリもWindows Inkに対応するようになりました。

スタートメニューからも呼び出せますが、Windows Inkワークスペースから起動することも出来ます。基本的な機能は従来の付箋アプリとほぼ一緒です。

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スタイラスペンでWindows Inkワークスペースから付箋アプリを起動すると、文字入力は手書き入力モードに自動的に切り替わるようになっています。

同じタッチパネル搭載パソコンでも指先でのタッチで起動した場合には、文字入力はキーボードからの入力を想定した形になるようで、IMEパッドに相当するような手書き入力のためのエリアは表示されません。

従来のIMEパッドとは異なり文字ごとの区切りがなくなって、かなり自由に手書きでの文字書き込みが出来るようになりました。認識精度も思いの外高いです。

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今のところ一枚の付箋には手書き文字と通常のテキストを混在させることは出来ないようです。

ただし、一度文字を書き込んだ付箋にスタイラスペンでフリーハンドの書き込みを行おうとすると、次のような表示が出て書き込みを行うことは出来ません。

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別の付箋ならばフリーハンドでの書き込みが普通に行えて、筆圧感知にも対応しています。

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逆もまた同じで、フリーハンドの書き込みを行った付箋には、通常のテキストの入力が行えません。

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付箋の削除など、今までの付箋アプリと同じ機能はほとんどが利用可能です。

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スケッチパッドを使う

Windows Inkワークスペースから呼び出せる二つ目の機能が「スケッチパッド」です。

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スケッチパッドは従来のペイントよりもより簡略化したフリーハンド専用のメモ、といった印象の非常にシンプルなお絵かきツールです。

使えるペンはボールペン、鉛筆、蛍光ペンの3種類だけです。

ボールペンで書いた線はこのような感じになります。

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ボールペンという名前ながら筆圧検知に対応しています。

ボールペンのボタンの右下にある下向き矢印のようなところをクリックすることで、ペンの色を選択できます。サイズはペンの太さです。

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左から二つ目のボタンが鉛筆で、描かれる線が変わって少しかすれた感じになります。

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もちろん色と線の太さの選択が出来ます。

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左から3つめのボタンが蛍光ペンです。

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こちらも色とペンの太さを選べます。

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続いて左から4つめのボタンが消しゴム機能です。

Windows Inkでは描いた線は一筆分ごとに図形として記憶されていますので、消しゴム機能を使うと一筆分ずついっぺんに消去することが出来ます。

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消しボムのボタンを長押しすると、すべての書き込みを消去するメニューが表示されます。

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Windows Inkの代表機能の一つが「定規」です。この機能を使うことで、フリーハンドでも簡単に直線を引くことができます。

定規を表示するには左から5つめのボタンを使います。

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定規は回転させることができ、マウス操作であればスクロールホイールの回転、タッチ操作ならば2本指タッチで直感的に回転させることが可能です。

左から6つめの指先型のアイコンを持つボタンはスケッチパッドの動作モードを切り替えるためのものです。

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ちなみに、このスイッチをONにしておかないと、指先のタッチ操作では画面に書き込みが行えません。スタイラスペンを使う場合にはこのスイッチのON/OFFに関係なく、直接書き込みが行えます。

左から7つめのボタンは「元に戻す」ボタンで、一つ前の操作を取り消すことが出来ます。(Undo)

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その右隣、左から8つめのボタンは「繰り返し」ボタンで、取り消した操作をもう一度やり直します。(Redo)

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さらにその右隣のボタンは、画像の一部を切り出すための「トリミング」ボタンです。

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これをクリックすると次のような画面になり、明るさが暗く落ちているところがカットされ、元の明るさで表示されている部分だけの画像に切り替わります。

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ツールバーの中の右から4番目のごみ箱型アイコンのボタンは、全消去のボタンです。

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その右隣、右から3番目になるボタンは画面メモの内容をローカルなハードディスクなどに保存するためのボタンです。

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クリックすると、スケッチパッドで書いた画像を保存するためのサブウィンドウが表示されます。

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ツールバーの右から2番目のボタンは、スケッチパッドの内容を画像としてクリップボードにコピーします。

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ペイントなど、画像を扱えるアプリでその内容をペーストすることが出来ます。

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ツールバーの右端のボタンはWindows 10ではよく使われるようになっている「共有」のためのボタンです。

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クリックすると共有するためのサービスなどを選択するサブウィンドウが画面右端からせり出してきます。

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例えば、OneNoteを使って共有する機能を選択してみると、このような形でOneNote形式のノートが作られ、OneNoteから利用することが出来るようになります。

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画面スケッチを使う

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画面スケッチを起動すると、その時デスクトップに表示されていた内容が取り込まれ、その画像に手書きのメモを書き込めるようになります。

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最初のイメージにデスクトップの画像が使われるようになるだけで、使える機能としてはスケッチパッドの機能と全く一緒のものです。

画面スケッチの機能のイメージ的には、EdgeのWebノートとほぼ同じと考えて良いでしょう。

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