Anniversary Updateの目玉の一つ。Windows 10でbashを使う

Windows 10のAnniversary Updateの目玉機能の一つと目されているのが、UNIXやLinuxなどのOSで使われているシェルの一つ、bashがほぼフル機能でWindows 10に移植されることです。

シェルとは、文字ベースのコマンドでOSを操作するためのアプリケーションの一つで、Windowsで言うところのコマンドプロンプトのような物ですが、bashはもっと高機能で柔軟性が高く、大量のファイルを操作する際などには、Windowsの画面でのマウス操作などによるインタフェースよりも、ずっと強力な威力を発揮するケースがたくさんあります。

先日リリースされたビルド番号14316のインサーダープレビュー版で、正式版への実装に先駆けてbashが利用可能になりました。ただ利用するにはいくつかの設定を行なう必要があります。ここではその手順を紹介します。

開発者モードに切り替え

まずはWindows 10の動作モードを「開発者モード」に切り替えます。「設定」画面から「更新とセキュリティ」をクリックし、

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「開発者向け」メニューを選択。「開発者向け機能を使う」の中の、「開発者モード」にチェックを入れます。

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「Windows Subsystem for Linux(Beta)」の有効化

次に「Windows Subsystem for Linux(Beta)」を有効化します。

この名称の通り、この機能は単にシェルプログラムのbashだけが移植された訳ではありません。Linuxの実行環境がほぼ丸ごと実装されますので、かなり色々なLinuxの機能が利用可能になります。

この操作はコントロールパネルの「Windowsの機能」から行ないますが、この画面の呼び出しには検索を使うのが手っ取り早いです。Cortanaの検索用のフィールドに「Windows 機能」と入力すると、一番上の候補にこのコントロールパネルが表示されるはずです。

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クリックすると「Windowsの機能」のコントロールパネルが開きます。「Windows Subsystem for Linux(Beta)」のチェックボックスは少し下の方にありますので、スクロールしてチェックを入れます。

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チェックを入れて「OK」をクリックすると、再起動を促す画面が表示されますのでこのままWindowsを再起動します。

コマンドプロンプトから「bash」で起動

再起動後、コマンドプロンプトを開きます。

WindowsキーとRキーの同時押しで「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「cmd」と入力後Enterキーをクリック。

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コマンドプロンプトから「bash」と入力すると、自動的に初期設定が行なわれます。

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設定処理は一度、必要なプログラムをインストールしてよいか確認するところで停止しますので、「y」を入力しEnterキーを押して処理を継続させます。Linuxの一般的な確認処理とは異なり「y」キーだけでは先に進みませんのでちょっと注意が必要です。

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初期設定後はbashのプロンプトが表示され、一般的なLinuxのコマンドの実行が可能になります。

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色分けの関係でちょっと見にくいですが、ルートディレクトリの下には、Linux系のOSを利用されたことのある人には見慣れたディレクトリが並んでいるのが分かります。

スタートメニューから直接bash起動も可能

初期設定が終わってしまえば、スタートメニューから直接bashを起動することも出来ます。スタートメニューの「すべてのアプリ」から「Bash on Ubuntu on Windows」を選ぶと、

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直接bashのウィンドウが開きます。

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上でも少し触れましたが、このシステムは単にシェルのbashだけが移植された訳ではなく、Ubuntuというディストリビューション(Linuxの種類のようなもの)の実行環境をほぼ丸ごと持ってきたものです。このため文字ベースのものならば、Linuxのアプリケーションを取ってきて新たにインストールして使うことも可能になっています。

Linuxなどで開発経験のある開発者には、とてもうれしい機能になる可能性があります。

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