Windows 10で手動で時刻合わせを行なう方法

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WindowsパソコンはOS側の初期設定で定期的に時刻合わせが行なわれるようになっています。

この処理はインターネット上に公開されているサービスの「NTPサーバー」の時刻情報に同期することによって行なわれます。

通常は1週間に1度とか定期的に同期処理が行なわれますが、同期処理を行なう時間にパソコンが動いていなかったりすると少しずつパソコン側の内蔵時計がズレていくことがあります。

多少のズレならばほとんどすべてのシーンで問題なくパソコンやインターネットのサービスが利用できますので、それほど時刻のズレを気にする必要はありません。ですが、ズレが1分とか2分とかのレベルになると、同期処理が上手く動かないケースが出てくる可能性があります。

こういった事態を手動で解消するためにWindows 10にも内蔵クロックの時刻を合わせるための手段が作り込まれています。

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Windows 10で手動で時刻合わせを行なう方法

Windows 10の設定アプリの「日付と時刻」のページから、ちょっと裏技っぽい方法で時刻同期を手動で実行できるようです。

これを実行するにはスタートメニューから設定アプリを起動。

日付と時刻のページを開きます。

ここで「時刻を自動的に設定する」のスライドスイッチを一旦OFFに。その後ONにし直すと、スイッチがONになったときに内部で一度、時刻同期が動くようです。

手っ取り早く時刻同期を動かすにはこれが一番手順が少ないと思います。

ただしこの方法、2019年春の大規模アップデートのMay 2019 Updateからは不要になります。きちんと「日付と時刻」のページに手動同期用のボタンが設けられます。

Windows 10で手動で詳細な時刻合わせを行なう方法

もっと詳細な設定も含め正規の手順で時計の時刻を合わせるには、コントロールパネルを使う必要があります。

コントロールパネルは今のWindows 10だとかなり深い階層にあってたどり着く手順が面倒ですので、WindowsキーとRキーの同時押しで開く「ファイル名を指定して実行」を使うのがいいでしょう。

「名前」のフィールドに「control」と入力してEnterを押します。

コントロールパネルが開いたら「時計と地域」をクリックします。

コントロールパネルの時計と地域のページでは「日付と時刻」をクリックします。

すると次のサブウィンドウが開きますので、「インターネット時刻」のタブに切り替えます。

インターネット時刻のページでは「設定の変更」ボタンをクリック。

インターネット時刻設定のウィンドウがさらにポップアップしますので、こちらのウィンドウの「今すぐ更新」のボタンをクリックします。

この操作を行なっても結構な確率で下のようなエラーが出ます。

そんな時には少し時間を置いてもう一度「今すぐ更新」のボタンをクリックしましょう。時刻同期が成功すればこのような表示が出てパソコンの内蔵時計の時刻が修正されます。

多用はしすぎないよう注意

時刻同期用のサーバーはインターネット上にたくさん用意されている訳ではありません。結果としてそれぞれのサーバーを極めて多くのユーザーが利用します。

ですので、こまめに時刻同期を手動実行するのは止めましょう。

みんなのための大切なインターネット上の「資源」ですから、節度を守った利用をしましょう。

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