Windows 11、2021年末の状況あれこれ

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ここまでのWindows 11はマイクロソフトが当初考えていた以上に順調に色々なものが進んで行っているようです。

Windows 10の一部の大規模アップデートで発生したような重大なトラブルもほぼ起こっていないようで、自動更新の対象となる範囲の拡大が予定よりも早進行しています。

また、プレビュー版の方ではかなり活発に新しいビルドの配信が行なわれて様々な機能の調整のトライが続けられています。Windows 10初期のような非常に大きな新機能が出てくる訳ではないのですが、使い勝手等々の地道な改善の試みが続けられています。

最近増えてきたパターンとしては、ユーザーを何らかの条件でグループ分けして二つの要素を並行してリリース。ユーザーの反応を見て新しい更新の方向性を探るような方式が採られることが増えました。

つい先日2021年最後のDev版の新しい更新も配信されています。この辺りも含めたWindows 11の状況をまとめてみたいと思います。

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Dev版ビルド22523の中身

2021年最後の更新となったWindows 11インサイダープレビュー版のDev版、ビルド22523では次のような項目が新たに配信されました。

  • Alt+Tabのタスクスイッチのリストに「スナップグループ」追加
  • (ファイル)エクスプローラーでPCを開いたときに「…」メニューにメディアサーバ関連のコマンドを追加
  • コントロールパネルから設定アプリへの機能の移植の進行

主にこの3点の更新が盛り込まれています。

1つめはキーボードからのタスクスイッチャーの候補に、新ウィンドウスナップ機能でまとめた「スナップグループ」が含まれるというもの。Windowsのタスクだけでなく、ユーザーが行なっている実際の作業としてのタスクの切り替えに便利に使えそうです。

ただしこの機能はフェーズドロールアウトのような形を取っているようで、著者手元のPCには今のところはまだ配信されていません。

2つめはよく使われそうな機能の追加、ということでしょう。ネットワークドライブの割り当てだけではなくDLNAサーバなどにも簡単に接続を開けるようになります。

3つめはWindows 10時代から少しずつ進行してきたコントロールパネルから設定アプリへの機能のお引っ越しの延長ですね。

Windows 11の設定アプリの表示形式であればさらに多くの機能を入れ込んでもアクセスは面倒にならず、使いやすさと機能の多さを上手に両立できそうです。

Windows Terminalが既定のターミナルソフトに

こちらは来年実装予定のものですが、従来コマンドプロンプトやPowerShellなどの「Windows コンソールホスト」だった既定ターミナル(≒CUI画面)、これを今も開発が進むWindows Terminalにスイッチすることが決まったようです。

実装は2022年の予定ですが、実は既に手動でなら既定ターミナルソフトをWindows Terminalに切り替えることは可能になっています。

Windows Teriminalは複数のターミナルソフトをタブでまとめられたりと、かなり便利性は高まっています。もちろんPowerShellやコマンドプロンプトもタブで束ねることが出来ます。

中身の作りからして一新されていますのでサクッと乗り換えてしまった方がいいかもしれません。

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