リボンUIとなったエクスプローラ

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リボンが表示できるようなユーザインタフェース(UI)になったのはWindows 8からですが、Windows 7や、それ以前のWindowsから乗り換えた方には、目新しいフィーチャーになっているかもしれません。

Windows 10ではファイル操作を行うWindows標準のアプリケーション、エクスプローラがリボンUIになっています。

explorer

Windowsのファイル操作はエクスプローラで

もしかすると、このアプリケーションがエクスプローラという名前であることを知らずに使われてきた方もいらっしゃるかもしれません。よく使うし重要なアプリだけど、あまり注目されない名脇役、かもしれません。MacOSだとFinder(ファインダー)にほぼ相当するアプリではないでしょうか。

スマートフォンやタブレット端末から入ってこられた方は、もしかするとそもそもファイル操作、ということ自体にあまり縁がなかったかもしれません。

Windowsなどパソコンの世界では、アプリが画像や文章などのデータを保存する場所は、利用者が自由に決めることが出来ます。また、保存したデータを自ら自由に別の場所に移動したりすることが出来るようになっています。

ドライブという概念

Windowsではデータを保存する場所が、ひとかたまりになっていないのも特長です。

おおむね「ディスク」ごとに複数の「ドライブ」に分かれていて、それぞれのドライブごとに空き容量などの管理が行われます。有効にパソコンに備えられているスペースを使い切るためには、このあたりを利用者が意識しておく必要があります。

ドライブは、マイクロソフト系の大昔からのOSの慣例にならって、アルファベット1文字+「:」(コロン)で言い表されています。Windowsの入っているシステムドライブは「C:」になります。

通常はA:とB:が空いていますが、これも昔からの慣習です。

今でも「フロッピーディスクドライブ」の付いているWindowsパソコンでは、フロッピーディスクドライブにA:、B:が割り当てられます。

リボンの機能は選択している項目により変化する

リボンの中に表示される機能は、選択している項目の種類によりその時々で変化します。画像を選択していれば「ピクチャツール」、動画を選択しているときには「ビデオツール」に変化します。

explorer_pic

ファイルのパスの表示部分にも機能が

Webサイトのパンくずリストのような表示になっている、ファイルのパスを示す欄にもちょっと気の利いた機能が仕込まれています。「>」の部分をクリックすると、同じ階層にあるフォルダ一覧が表示されたりします。

explorer_addr

リボンUIを使わないことも可能

もちろんエクスプローラでリボンを出さずに使うことも可能になっています。エクスプローラのウィンドウの右上にある「^」をクリックすると、リボンを閉じることが出来ます。

また、Windows 10の初期状態では、Windows 7までのようにリボンが開かない状態のエクスプローラが基本となっています。

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