さらに進む機能の設定アプリへの集中。Win10 IP版ビルド20201リリース

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次のWindows 10の姿をいち早く確認できるプレビュー版、その開発が順調に進められています。一時期マイクロソフトの開発もCOVID-19の影響である程度の停滞が見られましたが、ここしばらくのWindows 10プレビュー版は活発にビルドの更新を繰り返しています。

その中でも新機能の追加はやや控えめ。その代わり今回の開発でフォーカスされているとみられる各種設定内容の設定アプリへの集中が進んでいます。

次のWindows 10の更新内容の目玉の一つはこの部分になりそうです。

ちなみにタイトルにも書いたように最新のビルドは20201版ですが、このバージョンはほぼバグフィックスのみの回でした。

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ディスクの管理機能が設定アプリに

つい先日リリースされたビルド番号20197版ではディスクの管理機能が設定アプリ側にも搭載されるようになっています。

ただし現時点では従来からあるディスクの管理機能はそのまま残されていて、こちらを使い続けることも出来ます。

(少なくとも現時点では)スタートボタンの右クリックメニューから直接呼び出せますので、こちらになれているユーザーは慣れた手順をそのまま活かせます。

周辺機器のドライバーもWindows Updateから

Windows Updateも改善され続けていて、今のプレビュー版では各種デバイスのドライバーの更新も設定アプリから簡単に行えるようになりました。

設定アプリのWindows Update画面の「更新プログラムのチェック」ボタンの下に表示されるオプション確認用のリンクからそのページを呼び出せます。

ドライバーが古いままだとOS自体の安定性にも影響を及ぼすことがありますから、こういった処理が簡単に行えるようになるのはかなりうれしいことです。

ちなみに利用可能なオプションがない場合(既にインストール済み等)、そのリンクは表示されません。

Edgeのタブがタスクスイッチャーに

しばらく前にユーザーを選択する形でリリースされていた機能、Edgeで開いているページ・タブの内容を直接タスクスイッチャー、Alt+Tabで表示される画面から選択出来る機能もより多くの、または、すべてのインサイダーに提供されるようになっていたようです。

著者のDevチャンネルのプレビュー版を導入しているマシンでも利用が可能になっていました。

一見するとEdge内部のタスクであるタブのスイッチをOS側から行なうのはちょっと階層的に変な気もするのですが、これはブラウザにタブが導入される前なら複数のブラウザウィンドウで開いていたようなものです。

タブはブラウザの複数のウィンドウを束ねる機能ですから、そこまで遡って考えるならばこの機能も実は自然なものなのかもしれません。実際、1つの操作でそこまで一気に選べるのは便利ではあります。

つい先日、春の大規模アップデートが出たばかりのような気がしますが、既にもう次のリリース時期が近づいてきています。

Devチャンネル版のWindows 10 IP版に含まれる内容がそのまま次の大規模アップデートに収録される訳ではありませんが、恐らくもうそろそろ次のバージョンの形が見えてくるでしょう。

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