「とりあえず」ではなくなったWindows Defender。AV-TESTで高評価獲得

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Windows 10には標準でマイクロソフト製のセキュリティソフト「Windows Defender」がついてきます。元々がWindows Security Essentialsからだったせいか、あくまで「オマケ」あつかいで、それ以上の評価をなかなか得られない状況が続いてきた感触があります。

ですが今ではその防護機能はかなり本格的なもので、全方位的に今風のセキュリティソフトが備えるほとんどの基本機能を押えられるまでに成長してきています。

そのWindows Defenderがヨーロッパのメジャーなセキュリティソフトの検査機関「AV-TEST」の2018年6月期のテストで、ついに他社ソフトに負けない高評価を獲得するに至りました。

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総合得点 17.5/18

2018年6月のAV-TESTの定期テストでWindows Defenderが獲得したスコアは、18点満点中の17.5点。

セキュリティソフトの肝心要、防護力では満点評価。使い勝手などのユーザビリティでも満点の評価となっていて、動作の重さなどを示すパフォーマンスで0.5点だけ減点を受ける評価になっています。

これによって遂にAV-TESTが勧めるトッププロダクトのバッチをもらっています。

具体的な内容

もう少し具体的に評価の内容を見てみると、防護力の面ではAV-TESTが用意した全てのマルウェア、ウィルスの検出ができています。

ユーザービリティ、実際の使い勝手の観点では、2018年6月の段階だと誤検出による誤ったソフトウェアの削除はゼロ。Webサイト閲覧時の誤ブロックもゼロ。メジャーどころのソフトウェアインストール時の誤警告もゼロでした。

一件だけソフトウェアインストール時の誤ブロック動作があったようですのでフルマークではありませんが、使い勝手の問題はないと判断されての満点評価だったようです。

パフォーマンスの面ではソフトのインストール速度の低下が目立つテスト結果になっていて、この部分が0.5点の減点に繋がっているようです。

それ以外はパソコンの各種動作への影響も小さく、実用性が高そうなテスト結果になっています。

詳細なテスト内容・結果はこちらのページに記載されています。

ずっと継続利用できるセキュリティソフトに

従来はどうしてもどこかWindows DefenderというとWindows 10導入時「一時的に」利用する程度のセキュリティソフトで、そのパソコンを本格的に使う段になったら「別の有償ソフトを導入しなくちゃ」、というイメージが消せませんでした。

ですが、こうやって第三者機関によるテスト結果で高い評価を得られるようになったことで、もう「オマケじゃない」と他のユーザーにも自信を持って勧められるセキュリティソフトになったと言えそうです。

ただ、Windows Defenderも少し前に誤検出でかなり「やらかした」ことがありますので、そのあたりを定期的にウォッチし続けていく必要はあるでしょう。どのセキュリティソフトでも同じことではあるのですが。

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