Chrome OS対抗目的も。軽量版・教育向けWindows 10、Windows 10 Sリリース

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米Microsoftは現地時間5月2日、主に教育現場での利用を意識した軽量版Windows 10、Windows 10 Sのリリースを行なうことを発表しました。

ここしばらく噂されてきたクラウド版Windows 10がこれに当たるかもしれません。

軽量化で起動も高速に

Windows 10 SではChrome OS対抗も意識しているようです。通常のWindows 10よりもさらに軽量化が進み、10秒程度高速に起動するそうです。

また、教育現場での利用を考えセキュリティを確保する目的からも、インストール可能なアプリがUWP版のみに限定され、Windowsストアからしか導入できない制限が行なわれます。

Webサイトなどからいわゆる「勝手アプリ」の導入を行なおうとすると、同等の機能を持つストアアプリのサジェストを行なう機能が提供されます。

カスタマイズが楽に

パソコンの各種設定をUSBメモリに保存して、Windows 10 Sセットアップ時にそのUSBメモリを取り付けることで、様々な設定をいっぺんに行える管理機能の強化も行なわれています。

これにより教育現場などで大量のPCをセットアップする手間の大幅な削減が可能になります。

同様の機能がその他のエディションにも導入されれば、企業用パソコンの初期設定の工数も大幅に削減可能になりそうです。

教育目的ならばOffice 365を無償利用可能

教育目的で利用されるWindows 10 Sには、Office 365 for Education with Microsft Teamsのライセンス、1年間のMinecraft Education Editionの利用権も付属しています。

Windows 10 S自体も教育利用ならば無償利用可能となっています。

この新ライセンス形態を利用することで、189ドルからの低価格でWindows 10 S搭載パソコン、2in1 PCなどの発売が予定されています。

またこれに合わせ、フル機能版のOffice 365のUWPアプリがストア経由で公開されるようになる予定です。

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