「Bug Bash」スタート。Windows 10 Anniversary Update追い込みへ

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現地時間4月26日、米マイクロソフトは、Windows 10のインサイダープレビュー版の新しいビルドの配信を開始しました。今度のビルドはビルド番号14332で、先日、追加機能満載でリリースされたビルドからは、わずかの数字のアップに留まります。このため、機能面ではあまり大きな追加はなかった模様です。

ビルド14328のバグ修正

このビルドではビルド14328で明らかになっていたいくつかのバグが修正されています。例えば、設定画面の個別の内容をスタート画面へピン留めする機能が上手く動作していませんでしたが、その部分は修正されたことが確認できました。

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ユーザー参加の「バグつぶしクエスト」

ですがこのビルドの最大のトピックはマイクロソフトが「Bug Bash」と名付けた、ユーザー参加の「バグつぶしクエスト」の実装でしょう。

ユーザーがインサーダープレビュー版のフィードバックを行なう「Feedback Hub」から、毎日発生するバグ検証の「クエスト」にユーザーが参加できます。

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これによって多くのテスターの手を確保し、一気にバグ出しを進める狙いがあるようです。

機能強化も

ビルド14328までで実装されたbashやコマンドプロンプトも機能強化が行なわれています。

bashではネットワーク周りの問題点を修正、コマンドプロンプトでは高解像度のディスプレイを使用しているユーザー向けにフォントの描画が改善されました。

CortanaはOffice365にアクセスが可能になっています。また、Connected Stanbyに対応したパソコンでの待機時の消費電力を削減するために、待機中のアプリの稼働状況が調整されています。

その他、既知のバグもいくつか修正が入っているようです。

Anniversary Updateに向けての追い込みへ

恐らくこのあとは、あまり大量の機能追加はなく、徹底的な品質向上のためのアップデートが繰り返されることになるのでしょう。ユーザ参加の「バグつぶしクエスト」なども含め、いよいよAnniversary Updateに向けての追い込みが始まった、そういうプレビュー版と言えそうです。

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