Surface Pro 4、11月12日より国内発売開始。Surface Bookは2016年初頭に

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日本マイクロソフトは10月22日、東京都内でカンファレンスを行いSurface Pro 4とSurface Bookの国内の正式導入を発表しました。

Surface Pro 4の発売は日本国内では11月12日から、マイクロソフトが「究極のノートPC」と公言するSuface Bookの方は、価格も具体的な発売日時も発表はありませんでしたが、2016年初頭の発売となる模様です。なお、Surface Pro 4の予約は本日10月23日から開始されています。

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Surface Pro 4は税込み13万円台から

既報の通り、Surface Pro 4はCore mまたはCore iシリーズのプロセッサを搭載する、高性能のタブレットPCです。

搭載するCPUは第6世代のCoreプロセッサ。
液晶のサイズは12.3インチで、2,736 x 1,824ドットの高解像度液晶を採用します。
スタイラスペンは1024段階の筆圧検知に対応しています。

液晶面の保護+キーボードとなるタイプカバーは、新たにキースイッチにノートパソコンと同様のパンタグラフ機構を採用。
十分なキーストローク(1.3mm)とキータッチの向上を図っています。

エントリーモデルにはCore m3、4GBのメモリ、128GBのSSDを搭載。
Core mモデルでは、パッシブ放熱だけで発熱に対処可能なように設計されているため、無音動作となるはずです。
参考価格としては税別で124,800円がマイクロソフトの方からはアナウンスされています。

ハイエンド構成では、統合されているGPUの性能が高いIris Graphics搭載のCore i7が採用され、メモリ16GBに512GBのSSD搭載モデルもあります。
最大構成では参考価格は税別289,000円になります。

Core i7を搭載するモデルは、今のところ12月からの発売予定となっていますが、CPUを製造するインテルの製品出荷状況によっては、延期される可能性もあります。

個人向けモデルではOffice Home & Buisiness PremiumとOffice 365のサービスが付属する形になります。

Surface Proシリーズはタブレット端末としてみると非常に高級路線を行くパソコンとなりますが、タイプカバーを使っての2in1パソコン、ノートパソコンと考えると、中庸の価格帯に落ち着く、絶妙のポジションにあるパソコンです。

今現在では、タブレット端末、2in1パソコンとして、一つの理想型といえる製品かもしれません。

Surface Bookは2016年初頭発売

同じ発表会でマイクロソフトが「究極のノートPC」と自負するSurface Bookの製品発表も行われました。
ただし、発表会の流れはアメリカの発表会のものを踏襲しており、報道関係者も実機には触れられなかったようです。

また、製品の価格や具体的な発売日時の発表も行われませんでした。
ただ、2016年初頭の発売を目指して最終調整や製造が行われることになる模様です。

Surface Bookはキーボード部を分離してタブレット端末としても利用可能なノートパソコン、として発売されます。
製品の位置づけとしては、かなり通常のノートパソコン寄りの2in1パソコン、ということになりそうです。

液晶は13.5インチの3000 x 2000ドットの高解像度を持つもので、フットプリントは13インチクラスのノートと言うよりは、14インチ液晶を持つノートPCにちかく、日本ではモバイル用途に使われるかどうかは微妙な線になるかもしれません。

特徴的なのはキーボード側が単なる着脱式キーボードではないこと。
キーボードと液晶側(本体側)とのコネクタに、パソコン用の汎用インタフェースであるPCI Expressの配線を通しています。
これを利用する形で、外部GPUをキーボード側に搭載することが出来るようになっています。

キーボードはSurfaceシリーズのタイプカバーのものよりもずっとしっかりたもので、キーストロークも確保されたものとなります。

マイクロソフトの考える「究極のノートPC」がどのようなものなのか、実機の登場が待たれます。

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